about Gambling in Japan
[English script]
Hello, and welcome to Roam About Japan. I'm your host, Katsuo. In this program, we'll explore Japanese culture and tourist destinations from a Japanese perspective.
Today's theme is Japan's public gambling. Due to the prohibition of casinos in Japan, the only forms of gambling legally allowed are horse racing, bicycle racing, motorboat racing, and motorbike racing, collectively known as public gambling. Some might associate pachinko with gambling in Japan, but pachinko is not legally considered gambling, so we'll discuss it another time.
Let's dive into Japan's public gambling.
First up is horse racing. Japan has its own horse racing scene, featuring thoroughbred horses just like in other parts of the world. Betting involves predicting the race outcomes through various types of betting tickets. Particularly noteworthy is the "5-race card," where bettors aim to correctly predict the winners of five specified races. It's not uncommon for the payout to exceed 100 million yen.
In addition to standard horse racing, there's "Ban'ei" racing in Obihiro City, Hokkaido. Ban'ei racing features large draft horses called "Banba," about twice the size of thoroughbreds. The races involve jockeys riding sleds attached to the horses, navigating obstacles while pulling heavy weights. The races are slower-paced, allowing spectators to get up close to the action and feel the power of the Banba horses.
Next is bicycle racing, known as keirin. Keirin is an Olympic track cycling event, featuring 6 to 9 cyclists competing over four laps around a 400-meter track. The races include strategic pacing and teamwork, with riders from the same team often cooperating to secure victory. Understanding the dynamics between riders is crucial when predicting race outcomes.
Now, let's talk about motorbike racing, or auto race. Auto race features motorcycles racing around a 500-meter oval track for six laps, reaching speeds of up to 150 km/h. Notably, the bikes used in auto racing are specially designed without brakes to prevent sudden deceleration during races. Handicap races are common in auto racing, where the starting positions are adjusted based on the riders' abilities.
Lastly, we have motorboat racing, or boat race. In boat racing, single-person motorboats compete over three laps around a 600-meter course. Races include two 180-degree turns, with the first turn being particularly thrilling as all boats make simultaneous maneuvers. Boat racing takes place in various locations, each with its unique characteristics, such as tidal changes and freshwater and seawater.
If you enjoy gambling, trying out one of these experiences when visiting Japan could offer a glimpse into a different, slightly deeper aspect of Japan.
That wraps up today's episode. Thank you for listening. You can find the English and Japanese transcripts on our website. If you have any feedback or requests, please email us at roamaboutjapan@gmail.com. Until next time!
[Japanese script]
こんにちは、Roam About Japanです。ホストのカツオです。この番組では日本人の視点から見た日本の文化や観光地などについてお話をしていきます。
今回のテーマは、日本の公営ギャンブルです。日本ではカジノが禁止されているため、法律上では公営ギャンブルと言われる競馬、競輪、オートレース、ボートレースの4つのみです。
日本のギャンブルというとパチンコを思い浮かべる方もいるかもしれませんが、パチンコは日本の法律上ギャンブルではないため、別の機会にお話ししたいと思います。
それでは日本の公営ギャンブルについて見ていきましょう。
まず最初は競馬です。日本にも競馬があり、外国と変わらずサラブレッドが走り、着順を当てるギャンブルです。馬券には1レースずつ買うものから複数のレースの結果をまとめて買うものまで様々なものがあります。特に決められたの5レースの1着を全て当てる馬券では、1億円を超える配当も珍しくないそうです。
また北海道帯広市には、ばんえい競馬という変わった競馬もあります。ばんえい競馬は、サラブレッドのレースではなく、「ばんば」と呼ばれるサラブレッドのおよそ2倍の体重がある大型の馬で行われるレースです。レース自体も変わっており、馬の後ろに取り付けられたソリに騎手が乗り、直線200メートルのコースで高さ1メートルと1.6メートルの2箇所の障害物を超えてゴールを目指します。しかもレースの障害物のおかげレースのスピードが大変遅く、馬と一緒に移動して観戦できます。またコースのすぐ近くで応援することもできるため間近にばんばの迫力を感じることができます。
次に競輪です。競輪は世界的なトラックの自転車競技の種目としてオリンピックにも採用されています。6名から9名の選手がバンクのついた400メートルのトラックを4周して速さを競います。4週のうち2周は、空気抵抗の不公平をなくすためレースとは関係ない自転車が先頭を走ります。後半の2周では駆け引きや協力を行い最後のスプリントで勝負を決めます。競輪では同じ支部に所属している選手同士で協力して勝利を目指すことがあります。そのため予想をする時には、ただ速い選手というわけではなく、選手どうしの関係性も考慮しながら勝利者を予想すること必要と言われています。
3つめはオートレースです。オートレースはオートバイを使用したレースです。日本語ではMotercycleのことを「Autobike」という和製英語でいうため、オートレースと名前がつけられました。
レースは基本的に8台のオートバイを使用して行われます。コースは一周500メートルのコースを6周とプラス100メートルの3100メートルで競われます。
レースに使用されるバイクは、排気量600ccのオートレース専用に開発されたものになり、レース中の時速は150kmにもなるそうです。また1番の特徴はブレーキがありません。これはレース中にブレーキによる急激な減速が大きな事故の原因となるそうです。
また楕円のコースを左回りにしか走らないため、左に車体を倒した状態でバイクがコントロールしやすいようにハンドルの形状を左右で変えたり、レース中にタイヤの接地面が増えるように三角形のタイヤを使用するなど様々な工夫がされているそうです。
オートレースでは、実力の差がある選手が一緒に走るため、多くのレースでハンデレースが行われます。選手の実力によって10メートル単位でスタート位置のハンデが与えられりため、実力が劣る選手でも逃げ切りって勝つ可能性があり、予想を難しくしています。
最後はボートレースです。
ボートレースは名前の通り一人乗りのモーターボートで順位を競うレースです。
レースは基本的に6艇で行われ、1周600メートルのコースを3周して競われます。ボートレースの1番の特徴はフライングスタートです。フライングスタートは、事前に決められたスタート時間から1秒以内にスタートラインと通過するというスタート方法です。これは海流によりボートが同じ場所に止まることができないため考え出されたスタート方法です。もしスタート時間より早くスタートしてしまうと当然失格なり投票券は払い戻しとなるため、フライングした回数に応じて1ヶ月から半年間の出場停止という厳しいペナルティーが課されます。
またボートレース場は全国に24場あり、港や河川、湖など様々な場所にあります。そのためボートレース場の形状や潮の満ち引き、淡水と海水などボートレース場ごとに特色があり、選手によって得意不得意があるそうです。
レースでは、1周600メートルの間に2回の180度のターンをします。このターンのスピードを上げるために、選手は小さなボートの上に立ち上がり全身でボートをコントロールして旋回します。特にレース最初のターンマークは、順位争いのため全艇が一斉に旋回をするため迫力のあるターンを見ることができます。
もしギャンブルがお好きでしたら、日本に来ることがありましたら1つぐらい体験するのもいいかもしれませんね。きっと皆さんが想像する日本のイメージとは違う、ちょっとディープな日本を見ることができると思います。
今回のエピソードはこれで終わりです。お聞きいただきありがとうございました。英語と日本語の原稿をウェブサイトで公開していますので、詳細欄のリンクからご覧ください。またもしご意見やリクエストがありましたら、roamaboutjapan@gmail.comまでメールをお願いします。ではまた次のエピソードで。